――リュウズオフィスに入社したのはいつごろですか？

2019年の5月です。気付けばもう6年も経っていて驚いています。

――入社以前はどんな仕事をしていましたか。

ゲームとは無関係のIT企業で働いていました。複数の現場でさまざまな仕事をしたおかげで、Webシステム構築、インフラの設計や運用、構築、施工、ほかにも機器導入の選定、カスタマーサポート対応まで幅広く担当させてもらっていました。

――リュウズオフィスに入社したきっかけを教えてください。

電ファミニコゲーマーと白泉社、リュウズオフィスが行った合同キャリア相談会に参加したことです。

 

 

もともとゲーム開発者や漫画家、漫画編集者のインタビューやコラムが好きで、電ファミニコゲーマー編集長・TAITAIさんの話が聞きたくて参加しました。

その懇親会でたまたまリュウズオフィスの前任のシステム担当者とお話をする機会があり、面白そうだったのでその日のうちに応募しました。

――リュウズオフィスではどのような業務を行っていますか？

社内のPCまわりのサポートが主な業務ですが、実際はとても一言では説明できないくらい多くの仕事に関わっています。

 

PCやネットワークツールの調達、社内向けのサポート、Webサイトのインフラなどの調整……場合によっては自分でツールを作ることもあります。

求人や採用についても私が対応していますね。

弊社は企画、グラフィックデザイン、映像制作などさまざまな部署や業務があるため、そのサポートをする私の仕事も多岐にわたっています。

全てを羅列するのは難しいのですが、「会社にとって必要で、私が可能なあらゆることに対応している」という表現が一番近いかなと思います。

――関わったプロジェクトで印象深いものはありますか？

最近であればオフィス移転ですね。定常業務以外ではもっとも長く関わったプロジェクトで、移転に必要な多くの作業を担当したので印象に残っています。

リュウズオフィスは今どんどんスタッフが増えていて、2024年に現在のオフィスに引っ越しました。

オフィスを移転するためには下見や契約、オフィス設計、施工、それから引っ越しと、数えきれないほどの行程があります。たまたま前職で近い仕事をしていましたが、契約から全てを担当するのは初めてだったので注意しつつ進めました。

 

――仕事でよく使うツール、ソフトなどを教えてください。

社内向けにGoogleスプレッドシートでちょっとしたツールを作ったりすることはよくあります。

社内のコミュニケーションは主にTeams、社外とのやりとりが必要なときはChatWork、Slack、Discord、Gmailなどをクライアントに合わせて使っています。これらの整備やサポートも私の仕事です。

また、ツールとはちょっと違いますが、PCやITの知識はさまざまな場面で必要になります。新しいPCを導入する場合など、値段やスペックのバランスはもちろん、どんなツールを使う必要があるかなど、要件に合わせて選定理由をきちんと説明できるように意識しています。

 ハードウェア・ソフトウェアを問わず、さまざまなIT知識が幅広く必要になりますし、それが活かせる環境です。

――仕事をするうえで心掛けていることを教えてください。

 情シスという仕事は、スペシャリストではなくジェネラリストであることが求められる立場です。

 

「顧客はドリルではなく穴が欲しい」という言葉がありますが、私の業務はまさに「穴を提供すること」だと思っています。

その人の立場に立って「本当は何をしたいのか」を理解するために、相手の業務についての知識を日々吸収することも忘れないようにしています。

――仕事のどんなところが好きですか？

 スタッフもクライアントも含め、関わる人全員が「ゲーム好き」ということです。

何が嫌いで、何が好きなのか。この人は「効率よくて数字が上がるもの」が大好きなんだなとか。そういった価値観の下地がそろっているので、何かをするときの行動障壁が少ないのはとても助かっています。私はもともとゲームとは無関係なIT企業で働いていたのですが、他の企業だとこうは行かないと思います。

――仕事のどんなところにやりがいを感じますか。

 さまざまな技能を持ったスタッフの間に立ち、単純なシステムから社内の制度まで、あらゆる仕組みに関わりながら、より良い方向を模索することにやりがいを感じます。

 もちろん、一口に「より良い方向」といっても、その答えは常に変化し続けています。「その瞬間では良かっただけ」ということもありますし、常に答えが一定でないのも、ゲーム的で楽しいところだと思っています。

――森貞さんもやはりゲームがお好きなんですね。

 人生ずっとゲーム漬けですね。最近だと『Ale & Tale Tavern』という酒場経営ゲームを遊んでいます。

酒場を経営するだけでなく、モンスターと戦って住人を助けるようなクエストをこなすようなRPG要素もあり、できることが本当に多い！

土曜の夜に友達と遊び始めて、気が付いたら朝になっていました（笑）。

ここ数年で一番良かったタイトルは『ゼノブレイド3』のDLC「新たなる未来」です。『ゼノブレイド』から始まり、シリーズを15年ずっと追っていてよかったと心の底から思いました。